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安心・安全へのこだわり
株式会社TTJは繊維の専門業者としてスタートし、現在はゴールデンシルクを中心とする織物原料、生地、アパレル製品、そして美容商品の企画・製造・販売を行っております。
その活動において当社はシルク(生糸)を毛先に使用した新しいタイプのスキンケアブラシを2009年2月、国内はもとより世界に先駆けて発表致しました。
一般的なシルク製品(着物やスカーフ等)が繊維(フィブロイン)を覆っている「セリシン」と呼ばれるニカワ質状の物質を除去してから製造されるのに対して、本品はその「セリシン」を除去することなくそのまま製品化しております。
下表をご覧ください。一般的な織物用の原料繭には殺虫剤成分残留の可能性があり、また、生糸(セリシンが付着しているシルク)には界面活性剤が使用されているものが多くあります。(なお、セリシンを除去して製品化される通常のシルク製品にはまったく問題ありません。)
しかし、本品はセリシンが付着したままのシルク(生糸)をお湯に浸け、直接肌をなでるという特性を有するため、毛先(シルク)の安全性には特に配慮する必要がありました。そのため製品化にあたっては、織物用に加工したシルク(生糸)ではなく、美容商品専用のシルク(生糸)を生産することから始まりました。
シルク専門業者ならではの視点により殺虫剤や界面活性剤等の薬剤完全不使用を実現させ、さらに専門的な視点から繭の生産、管理、保管方法、そして製糸方法にまでおよんで安全性を追求しております。
なお、この美容商品専用となるシルク原料が用いられている製品は現在「SILK D’OR(シルク・ドレ)取扱:㈱カタログハウス」、「Silky Kiss(シルキーキッス)取扱:㈱若葉」、「Golden Magic No.11 黄金シルクのブラシ:当社製品」の3種類のみとなっております。
近年、類似品が多く見られるようになってきましたが、上記3商品以外は何れも当社原料によるものではございませんので、お間違えのないようご注意ください。

黄金シルクのブラシ 毛先原料(シルク)の製造工程と安全性について
繭・シルク(生糸)の製造工程
繭作り
①エサとなる桑の育成 (無農薬)
②蚕の卵を孵化させます
③約25日間桑を与えます
(途中4回ほど脱皮し、成長)
④2,3昼夜糸をはき出し続け繭を作ります
繭の乾燥
一般的な製糸工場では通年に渡って糸を生産するため、長期間繭を保存する必要があります。熱乾燥させることにより、サナギの羽化抑制、カビの発生防止、サナギの腐敗防止効果があります。
その行程ははじめ120℃前後の熱風を通し、以後徐々に温度を下げ、最後を60℃程度の温風にし、ほぼ6時間で乾燥を終えるものです。
選繭
(せんけん)
品質の良い繭(上繭)と悪い繭(下繭)とにわける作業です。
煮繭
(しゃけん)
15~20分程度、繭を煮て糸をほぐれやすくする作業です。
索緒・抄緒
(さくちょ・しょうちょ)
ハボキのようなものでマユ表面をこそぎ、糸口を見つけ出す作業です。
揚返し
(あげかえし)
上記の繰糸行程で小枠にきつく巻き上げられた糸を大枠に巻きなおす行程のこと。
繰糸
(そうし)
糸口が見つかったマユを器に集めヨリをかけながら引き出し、希望する太さの糸にします。それを小枠に巻き取る一連の作業です。ここで何個の繭から糸を引き上げるかによって太さが変わってきます。
仕上げ
カセと呼ばれる状態に結束し次の工程で使いやすい形にします。
生糸完成
箱詰め・出荷
一般シルク(乾繭引き)
世界のシルク流通量の9割以上が中国、インド、ブラジルの3カ国で生産されています。
蚕はサナギになってから10日程で羽化します。よって製糸原料繭は羽化する前に熱をかけてサナギを殺しておきます。さらに常温で長期間、貯蔵する必要があるため、途中でカビが発生したり腐敗したりすることがないよう、乾燥させることが必要です。
なお、貯蔵中の害虫(カツオブシムシ等)の発生予防、駆除には、ペルメトリソ(バルサン)、ジクロルボス(DDVP)等のくん煙殺虫剤、臭化メチルなどのくん蒸殺虫剤が用いられています。
通常通りです。
通常通りです。
通常通りです。
薄皮よりも手前までしか糸を引くことができません。しかし、安定した繊度の生糸を生産することが可能となり、かつ繰糸速度も早くなるため効率が良いとされます。
小枠にきつく巻き取られ、固着している糸を大枠に巻きなおすためには界面活性剤(浸透剤)と固着防止剤、柔軟剤などが入っている浸透液に浸けることが必要になります。
通常通りです。
通常通りです。
本品用シルク(生繭引き)
タイ北部にある契約農家にオリジナルの蚕種(ゴールデンシルク種)を提供し、生産を委託。できあがった繭は適正価格による全量買取を実施しています。
美容商品専用シルクの製造工程では繭の乾燥を行いません。
繭が工場に運ばれたらすぐに製糸加工を始めるか、または大型冷凍コンテナーで保存するため、殺虫剤等を使用する必要がありません。
また、セリシンは高温で乾燥させるとお湯に溶けにくくなる性質があるので、本品には向いていないと考えています。
通常通りです。
一般的なものと比較して、繭を煮る時間が短くて済みます。このためセリシン残量の多いことが予測されます。
通常通りです。
繭の表面から糸を引き始め、蚕が糸を吐き出し始めた最初の部分(薄皮)近くまで糸を引くことができます。
これは乾燥させていない柔らかい繭であることが理由ですが、繰糸速度は遅くなってしまいます。
上記の繰糸行程でゆっくりと糸を引き上げることにより、糸同士の固着が少なくてすみます。生産効率はとても悪くなりますが、このお陰で界面活性剤等を使用することなく、揚げ返しを行うことができようになります。
品質を確認しながら手作業でブラシ加工用にカットされます。
通常通りです。
安全性の追求
契約農家のみで生産された繭を使用しているため、トレーサビリティ(原料の追跡可能性)を有します。
一般的なシルク原料である繭(乾燥繭)には高い可能性で殺虫剤が付着しています。
なお、着物やスカーフ等の製品を作る場合はその工程中にこれら殺虫剤成分が取り除かれるため問題はありません。しかし繭や生糸そのものを使用する場合は殺虫成分の残留に対する注意が必要となります。
そのためこの黄金シルクのブラシに使用されている原料繭には殺虫剤等を使用していないのはもちろんのこと、その含まれる成分において重金属10ppm以下、ヒ素2ppm以下であることの証明を取得しております。
市場に流通しているほとんどの生糸は界面活性剤による処理が施されています。そのため織物用に生産された生糸をそのまま商品に流用する場合はそれら薬剤の残留に対する注意が必要となります。
なお、この黄金シルクのブラシに使われるシルク(生糸)は織物用を流用するのではなく、美容商品専用の製造工程とし、それら薬剤を用いることなく生産しております。
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